商標登録が不要な業界もある?

お店の看板の信用ではなく、個人の技術や人柄、実績などの信用により集客を図っている業界では商標登録をするメリットは低いと言えます。

例えば美容院ではお客さんが美容師を指名してカット等のサービスをしてもらうのが普通であり、美容院から美容師に払われる給料も指名の多さで決まる歩合給を採用しているところ多いです。よって、美容院への信用よりも美容師への信用で集客しており、美容院の商標はそれほど重要ではありません。他にも個人経営の飲食店、医者、弁護士、経営コンサルタント等は商標登録をする必要性が薄い業界です。

もちろん上記のような業界であっても、事業規模が拡大して(例えば2号店を作るなど)、一個人の信用を離れてブランドが独り立ちするようになれば商標登録をする必要性が出てきます。